異業種からの参入で小さな飲食店をやってるけど何か質問ある?小さな飲食店主の経営幼稚園

これから飲食店を始めたい方や既に小さい飲食店のオーナーをされてる方に役立つかもしれない情報を書いていきます。

隣の店が閉店。約1年だった。

 - お客が来ない理由と解決案 ,

      2016/02/25

bskys150906573394

僕の店の隣に出店したお店さんが、
1年もたずに閉店しました。

そのお店さんは以前、近隣に挨拶をしないと書いたお店さんです。
【参考】新規出店時に近隣挨拶は必要か?

結局、最後の最後までどんな人かもわからなかったし、
噂では相当色々な料金の滞納をしていたとか・・・。

そこで僕は思いました。

「辛かったら誰かに相談しようよ」

って。

スポンサーリンク

アドバイス出来る事はあった

正直、自分より20歳~30歳は上の人がやっていたので、
アドバイスを聞く耳があるのか、またそれを理解できるのかはわかりませんが、

もし訪ねて貰えれば、言えることはいくらでもありました。

あきらかな宣伝不足

まず、近所に住んでいる僕のマンションにすら
そのお店のチラシは入ってきませんでした。
一年で一度も、です。

僕はお店をやってるし、しかも隣でやってるから知ってるけど、
そうじゃない同じマンションの住民はたぶんほとんどが知らなかっただろうと思う。

チラシどころか、地域情報誌にも載らなければ
ホームページすらなかった。

※食べログには1件2件サクラくさい書き込みはあったw

このご時世、”お店を出店して、営業していればお客さんが勝手にくる”なんてことはありませんよ。
一生懸命知ってもらう努力をしなきゃダメです。

一生懸命さはお客さんの心をうちますから。

あきらかなキャラクター不足

USP(ユニーク・セリング・プロポーション)って言葉をご存じでしょうか。
いわゆる「お店の独自のウリ」です。

そのお店は独自性が全く感じられなかった。

メニューも「出来るからやってます」って感じのバラバラさで、
うちの常連さんが「あの店はこだわりがない」って言ってました。

こだわりっていうのは、みんな勘違いしちゃうんですけど、
何も「昨日から煮込み続けたシチュー」とか、
「A5ランクにこだわったハンバーグ」とかじゃないんですよ。

うちの常連さんが言う「こだわり」っていうのはたぶん、
”お客さんに何を与えるのか”
っていう部分でのこだわりの事を言っているんです。

例えば、「うちは焼き鳥屋です」でもいいと思うんです。
「だから鶏の産地にこだわってます」
「だから鶏にも卵にもこだわった親子丼が出せます」
最高じゃないですか。

そういうのがなかったんですよ。

「僕は料理が上手です」
「だから、なんでも上手に作れます」
みたいな感じだったんです。

そんなの、修行もしてない僕から言わせたら、
誰だって出来ますよ。
レシピを頭に叩き込んで、練習すりゃいいだけですから。

それって、あくまで”こちら側”の話なんですよね。
「自分が出来るから」「自分がやりたいから」っていうのが先行していて、
やっぱり「お客さんを見ていない」という状態になってるな、と。

お客さんが何を求めてあなたの店を知り、
何を求めて来店して、何を得て帰っていくのか。

そこにどれだけのこだわりを出せるか。

それが大切なんだと思います。

おわりに

と、まぁ、終わってしまったお店さんの事をグズグズ言っても仕方ないんですが、
やっぱりせっかく出店された方が辞めてしまうのって、なんだか寂しいんですよね。

僕は、出来ればもっといろんな人に相談して、
苦境を乗り越えて欲しかったなと思います。

相談できなかったにしろ、乗り越えられなかったにしろ、
もうちょっと悩んで絞って、真面目に”問題と向き合って”欲しかったなって。

結局接点がなかったから、どんな人だったのか、
何が理由で辞めるのか、どんな辛い事があったのか、
何一つわかりません。

でも、たった一つわかることは、
「何もやらなかったよね」
ってこと。

隣にある僕の店が「やべえ!!」って思うぐらいの宣伝とかこだわりとか、
約1年間、何一つやってなかったよね。

厳しいようだけど、僕にはそう見えていました。

いま、苦境に立たされているお店の方、
隣のお店の人にそんな風に思われてたら、次に畳まざるを得ないのはあなたのお店かもしれないです。

食材高騰、消費増税、外食離れなどなど、辛い事はたくさんあります。
出来るだけ、そんな社会に負けないよう生き抜いてくださいね。

そして、お隣さん、お疲れさまでした。

スポンサーリンク

こんな記事も読まれてます

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です