経営戦略立案シナリオ | 経営に行き詰る前にしっかりと土台を作り直す
2016/02/06
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オススメ書籍のページでも一番に書いている「経営戦略立案シナリオ」。
ぶっちゃけ、これ一冊あれば小さな個人飲食店におけるマーケティングは十分理解できると思いますし、なんだったらコンサルタントなんて頼る必要なくなるんじゃないかってぐらい濃い本だと思います。
「答えって、自分が持ってたんだな・・・」
って気付かされる一冊です。
※実際はコンサルタントは自分の知識とは別なので同次元では語れませんが・・。
概要
小さな飲食店を経営する個人事業主は、個人とはいえ経営者です。
経営者にとって必要な知識としてのマーケティングが、難しい言葉を抜きにとてもわかりやすく解説されているマニュアルのような本。
戦略と戦術の違い、戦場・資源・差別化軸・顧客・メッセージという5つのベースからなる戦略論が具体例を元に載せられています。
小さな個人飲食店用に書かれたものではないですが、小さな個人飲食店でも適用できる事が実感できると思います。
そこからマーケティングというものがどういうものかという本質を学ぶことができます。
感想
いい点
徹底して「顧客目線」で話が進んでいます。
マーケティングの基本として、市場・・・つまりそのサービスを欲する人がいるかどうかというのはとても重要だと思うのですが、それをとてもよく知れるようになります。
また、僕が一番感銘をうけた部分は、「差別化」について。
差別化というものが、決して「他と違うこと」ではないという事を知れたのは、僕の人生においてとても大きな事でした。
いいですか。
差別化とは「他と違うこと」ではない
重要なので二回言いましたw
悪い点
少しだけ難しい部分もあるかと思いますので、集中力を欠いてしまうかもしれません。
僕は事前に、この本の内容が凝縮されていると言っても過言ではない「新人OL、つぶれかけの会社を立て直す」を読んでいた為か集中して読めました。
もし初めてマーケティングに触れるのであれば、こちらから先に読んでおくことをオススメします。
ライトノベルみたいにスルスル読めて、いつのまにかマーケティングの知識がついている(と、僕は感じた)すごい本です。
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おわりに
冒頭にも書きましたが、店舗経営における悩みのような部分の答えって、結局大半は自分の中にあるんです。
それを他人の中に求めたって、そりゃ解決しないんですよ。
その解決の糸口はたった一つ、マーケティングをして、それ元に自分の胸に問いただすこと。
簡単に書きましたが、それがすごく辛い作業です。
でも、そこにしか答えってないんだなと気づかされます。
自分が誰の為にいま料理の腕をふるっているのか。
誰の為に仕込みに注力しているのか。
今一度考えるいいチャンスです。
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