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飲食店に”二度め”は無い|オードリー若林が語った「パドック」の話から学ぶこと

 - 飲食店関連コラム ,

      2016/02/06

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以前、お笑い芸人のオードリーの若林さんがテレビでこんな事を言っていました。

「1周目って芸人のパドックみたいになってるんです」

パドックっていうのは、競馬でその馬の状態を見たりする為の場所のことです。

馬券を買う人は、そこで馬が暴れていないか、痩せすぎていないか・・・
などなどをチェックして、馬券を買う際の参考にしているんです。

若林さんが言うには、「M-1で名前を残した」など旬の時期がきた芸人さんにはその1周目・・・
つまり色んな番組に呼ばれる日々が来るんだという話でした。

そこで色々なスタッフさんと仲良くならないと2周目はない、という事みたいです。

実はこれ、飲食店にも同じことが言えます。

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飲食店にも言える

この話を初めてアメトーークで観た時に、直感的に

「あ、飲食店と同じだなー」

と思いました。

飲食店もオープンしてすぐから「オープンラッシュ」という”お客さんがすごく来てくれる旬な期間”が訪れます。
これが約1か月ぐらい。

その後1か月ぐらい全然お客さんが来ない時期がやってくるんですが(笑)、
そこから地味に1年ぐらいは「お試し」のお客さんが来てくれます。

僕が思うに、ここまでが1周目。
つまり、「どんな店なんだろう?試してやっか」と来店してくれるわけです。

1周目に結果を残せなかったら・・?

さて、その1周目の来店客に、心に残る料理・サービスがなかったらどうなると思いますか?

僕も職業柄色んな飲食店に行きますが、大半のお店さんは一度行って終わりです。
その理由は、「心に残らなかったから」というもの。

  • 「その時たまたま看板娘が休みだった」
  • 「その日はたまたま仕入れた魚が良くなかった」
  • 「その日たまたま料理人が手を抜いた」

もしかしたら、こんな理由があったのかもしれません。

普段なら活気のあるお姉さんがいてくれて、
普段なら新鮮な魚を、とても美味しく料理をしてくれたのかもしれない。

でも、たまたま”普段のサービスが受けられなかった”僕の心にはその店はほとんど印象に残らなかったわけです。
要するに感動しなかった、ってことですね。

そう、「この日はたまたまダメだった」なんて、お客さんにとっては関係ないんです。
その時受けたサービス、その時食べた料理が全てです。

つまり、飲食店にも二度目はないということです。
一度目の来店が勝負どころなんです。

二度目に繋げるために

お客さんは来店の頻度が上がる度にその店に入りやすくなると言われています。

初めてでは緊張した店も、二回目なら勝手を知っているし、
三回目なら店員さんの顔も覚えているし・・・といった具合に。

【関連】よく見る人ほど気になるようになる行動心理学を集客にも応用する

当たり前ですが、二度目がなければ三度目はありません。
初めて来店された時に、必ず二度目に繋げなければならないんです。

では二度目に繋げる為にどうするか。

実は「料理の質がいい」「サービスがいい」というようなことだけでは二度目には繋がらないんです。
これらは「悪い印象を与えなかった」という事に過ぎない。
つまり、感動を与えてはいないわけです。

逆を言えば、

1周目で他人に伝えたくなるぐらいの感動を与えること

が出来れば、二度目に繋がるということ。
これ、先ほどの若林さんの件にも通ずると思いませんか?

若林さんはスタッフさんと仲良くなること、イイヤツだと思われること、みたいな感じでまとめていたと思いますが、それよりも番組を企画製作する人が感動するぐらいの結果を残せたら?
視聴者がブログなどで書かずにいられないぐらい感動する事が出来ていたら?

2周目に繋げるというのはそういう事だと思うんです。

テクニックで2周目を見てもらっても意味がない

2周目に繋げるテクニックとして、
「次回使えるクーポンを配る」みたいなテクニックも存在しています。

販売促進の本なんかを見るとよく載ってます。

有効期限を設ける事で人間心理に訴えかけ、
なんとか2周目・・・つまり二度目の来店をしてもらうというもの。

上述の通り、二度目の来店はその後のリピート来店を左右しますから、理論上は素晴らしいテクニックだと思います。

ただ、心理学とかテクニックは、使い方を間違えれば詐欺師となんら変わらないですからね。

注意すべきはテクニックに頼り過ぎないこと。
結局は本質があってこそなので。

テクニックに頼らなくても2周目に入ってもらうような料理・接客、店内の雰囲気などを構築すること、
ターゲットに「ここは私みたいな人に最適な店だ」と思ってもらうことが重要です。

どうしてもお客さんが減り出すと
「食べログに書いてくれたら500円オフ!」
みたいな小手先のテクニックに走ろうとしちゃいがちです。

こういうのって短期的に口コミが集まったりするんですけど、根本をはき違えてるんですよね。
(そういうテクニックが悪いという話ではないですよ)

結局は、あなたのお店を求めているターゲットが誰で、どんな感動を欲しているのかを真剣に考えて、
それを当たり前かのように提供していく事が本質です。
その上にテクニックが乗ってこないと、上辺だけのお店になっちゃうんです。

僕は何度かそれを繰り返しました。

窮地に立たされるまでは「そんなバカな事をやる人いるの?」って思っていたような事が、
お客さんが減って「ヤバイぞ」ってなると、やっちゃうんですよw

だから必ず、どんな時も「テクニックは最後までとっておく」と思っておいた方が無難です。

おわりに

僕は芸人さんの話って、すごくわかりやすくて、他の仕事にも応用できるヒントがたくさん隠れていると思うんです。

たまに飲食店をすごく蔑んでるタレントさんを見ると「この人嫌い」ってなりますけどねw

ただ、自分の腕で勝負しているという意味では似ているのかもしれません。
その話を、「その人だけの話だ」と聞き流すのではなく、自分に置き換えてみると意外と面白いですよ。

ちなみに飲食店に二度目はないという話は、こちらの記事でも触れました。
もし興味を持って貰えたらこちらも是非。
[関連]食べロガーを利用して店の価値を上げる

 

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