異業種からの参入で小さな飲食店をやってるけど何か質問ある?小さな飲食店主の経営幼稚園

これから飲食店を始めたい方や既に小さい飲食店のオーナーをされてる方に役立つかもしれない情報を書いていきます。

飲食店はホームページを作ればお客が来るのか?その重要性について

 - 広告宣伝の効果

      2016/02/19

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先日、道で20代ぐらいの男の子たち8人と順にすれ違ったんですが、
その8人が全員「歩きスマホ」でした。(うち2人はイヤホンもしてた)

これは危ないし、辞めて欲しいところではあるんですが、
それよりも「情報を常に欲している時代になんだな」と思いました。

僕らの生活って、西暦2000年ぐらいを境に本当にガラッと変わってしまったような気がします。
情報が巷に溢れだしました。

そして2009年ぐらいから、スマホの時代が始まり、
みんな、どこでもどんな時でもインターネットを利用しています。

これって一種の革命ですよね。

この革命の一つに、「ホームページ」という物があります。
飲食店も例外ではなく、多くのお店さんがホームページを所有しています。

そこで気になるのが表題でもある「ホームページを作ったらお客さんが来るの?」ってところ。

その疑問を紐解いていきます。

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ホームページを作っただけではお客さんは来ない

結論から言うと、ホームページを作っただけではお客さんは集まりません。

その理由は、検索してもらって初めて存在を知られるものだからです。
これをプル型メディアといいます。(後でわかりやすく説明します)

では何の為に作るのかと言うと、1つはブランディング。
もう1つは集客の後押しのようなものです。

詳しく説明します。

プル型メディア

世の中の広告宣伝ツールにはプッシュ型とプル型の2種類が存在します。

プッシュはそのまんまの意味で「押す」広告。

例えばダイレクトメール。
お客さんがその情報を欲していようがいまいが関係なく、
その人の家に届き、必ず一度は目に見て貰えます。

電話営業や訪問営業もそう。(メディア・広告ではないけど)

あとは地域情報誌とか、新聞折り込みチラシも
間接的とは言え、プッシュしています。

プル型はその逆で、待ちの広告。

あなたの商品やサービス、店名などを、
気になった人が調べることで”初めて見る事ができる情報”ということです。

なので、もしホームページを作ったとしても、
誰もあなたの商品やサービスに興味がなければ検索してくれないし、
検索してくれなければホームページにはたどり着いて貰えません。

ホームページすら見て貰えなければ、
その人があなたのお店にたどり着く事はありませんし、
お店の存在すら知って貰う事ができないわけです。

何の為に作るのか

「お客さんが来ないなら、何の為に作るの?」

この答えはいくつかありますが、大きく2つ。
1つは「ブランディング」もう1つは「集客の”後押し”」です。

ブランディング

考え方を少しだけ変えて、
あなたのお店を他の媒体で知った人が「もっと知りたい!」と思って
インターネット上で検索した時のことを考えてみます。

たとえば友人から「○○ってお店知ってる?」と言われたなら店名で検索しますよね。
誰かと出かけた時に「ここら辺で○○が食べられるお店ないかな」と言われたら地名×商品で検索します。

その時の検索結果で一番上に出てくるのはだいたい「食べログ」です。
お客さんも検索するのに慣れていますから、まずは食べログから見ます。

でも食べログって、あなたのお店の正確な情報が載っていない可能性があるんですよ。

お店の正確な情報だけでなく、
「どんな人がどんな想いでやっている店なのか」
というような「想い」や「理念」までは載らないじゃないですか。
※食べログ店舗会員登録すればお店側で編集が可能です

また、形式が決まっているので、どのお店さんも同じような表示にしかならない。

これって僕はとても気持ち悪いです。
チェーン店も、ラーメン屋さんも、高級なレストランもみーんな同じフォーマット。
みんな同じ「飲食店」でくくられちゃう。

飲食店をやるからには「味」以外にも色んなこだわりがあるじゃないですか。
それをきちんと伝えられる、いわゆるブランディングの一環として、ホームページは存在します。
※ブランドは安全=信頼のこと

だから、「誰がどんな想いで、どんな雰囲気・どんなサービス・どんな味わいのどんな料理をいくらぐらいで、どんなシーンで誰と楽しむ店なのか」がわかるようなホームページは信頼に繋がります。

そして何より、今の時代は「ホームページがあるから信頼できるお店」ではありません。
むしろ「ホームページすらないなんて、信頼できないお店」という段階に来ている事を理解しておきましょう。

※「携帯電話を持ってる最先端なヤツ」って時代が終わって、今や「ケータイも持ってないのかよ」って言われる時代・・・みたいなもんです。

集客の後押し

もう一つは、集客の”後押し”です。

先に書いた通り、ホームページを作っただけでは集客はできません。

でも例えば、
何かしらのキーワードで検索した時に、”関連して名前があがる”ことがあれば、
気になる人が増えて、ゆくゆくはお客さんになるかもしれません。

具体的に言えば、「地名 レストラン」で検索した人が、
その日はイタリアンレストランに行きたかったとしても、
あなたのフレンチレストランが検索結果にあがっていたら
「来週はここにしよう」
と興味を持って貰えるかもしれないですよね。

もし、ホームページがなければ、
飲食店を探す際にインターネットに頼っている人をみすみす逃す事になります。

あと、僕がよくあるのは、
街を歩いていてふといい雰囲気のお店さんを見つけた時。
すぐにスマホで検索するんだけど食べログしか出てこない。

で、その食べログのページを見ても、料理写真もなければ大した情報も載ってない。
(あったとしても身内と思われる絶賛クチコミだけw)

もしホームページが食べログより先に表示されたら、見ていたかもしれない。
それで雰囲気が良かったり、料理が素晴らしかったりしたら興味が出たかもしれない。
料理人に共感出来たら、ファンになっていたかもしれない。

ホームページは、そういう可能性を一つずつ拾っていく事による
”集客の後押しになるツール”だと思っています。

おわりに

以上のことから、僕は「ホームページが直接な集客には繋がらない」としつつも、
飲食店を経営するのなら1つは運営するのが望ましいと思っています。

ただし、実際にはSEO対策など色々難しいので、
信頼できる業者に発注する事が必要です。
信頼できるところと思うと月額費用が高くなりますが、
10,000円/月ぐらいからやれるところもあるので予算と相談して。

手軽に始めるなら、自分で簡単に作れるサービスもあります。
店舗向けホームページ作成サービス「グーペ」

こちらは月額1,000円、5分で飲食店に最適なホームページを作れるサービスなので、
忙しい人や、ホームページにお金をさけない人にオススメです。

ただし写真を貼ったり文章を書いたり、自分でやる事が適度にあるので
空き時間にコツコツやれる店主向け。

いずれにせよ、お客さんの目線で、
お客さんがどんな情報を欲しているのかを知り、
そしてその答えをホームページで回答する事が、
のちのちの集客の為に重要になってくるということです。

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