異業種からの参入で小さな飲食店をやってるけど何か質問ある?小さな飲食店主の経営幼稚園

これから飲食店を始めたい方や既に小さい飲食店のオーナーをされてる方に役立つかもしれない情報を書いていきます。

ジェネレーションギャップから需要を知る

 - 飲食店関連コラム ,

      2015/11/03

ジェネレーションギャップという言葉がありますよね。

世代間で持つ価値観の差というやつです。

例えば、ちょっと前まで子供たちが熱中していたコンテンツとして
「妖怪ウォッチ」
がありましたよね。

その前の世代の子供たちはポケモンだったり、キン消しだったり。
子供たちは無茶苦茶に熱中しました。

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でも、その親やお爺ちゃん世代には、いくら子や孫が熱中していても、
そこまで心から夢中になれるものではなかったはずです。

逆に今の30代中盤ぐらいから上の世代の人達は高級腕時計とか高級車とかに憧れるじゃないですか。
僕もいつかはロレックスのGMTマスターが欲しいですし、シボレーのピックアップに乗りたい夢があります。

それが今の若い子たちには、そういう高級品が全く魅力がなかったりするそうです。
より実質を求める時代になりました。

これって生きてきた期間や、その時の世界情勢だったり背景だったりが違うから起こる現象だと思うんです。
極端な話で言えば、食べる物が枯渇してしまった世界だったら、何よりもまず「食糧品」の価値が高まりますよね。

子供だって極限までお腹が空いたら妖怪ウォッチよりもごはんが食べたいはずです。

で、最近気づいた事があったので報告です。

それは、

現役を退いた層の人達は、未だに現状を理解していない人がいる

こういうジェネレーションギャップがあるという事です。

月収50万未満なら仕事をしない方がマシ

これは新しい職場を探していた僕の母の友人(63歳)が実際に言っていた言葉です。

その方は薬剤師の資格を持っていて、元薬剤師。
ただし子育てを優先して現役を退いてから早数十年の方です。

その方が、まだ年金を受け取れる年齢でもないし、と仕事を探していた時、
薬剤師の資格を活かそうと薬剤師の募集を見ていたんですね。

今、薬剤師さんの業界は売り手市場と言われていて、
就職しようと思えば仕事がいくらでもある状態らしいのですが、
条件に合う求人が見つからない。

その条件というのが、表題の「月収50万」だったわけなんです。
※ちなみに数年後には薬剤師さんは飽和して買い手市場になると言われています。

これ、年収で言ってないので何とも言えないんですが、
おそらくボーナスが2か月分×2回ぐらい出ると予想していると思われるので、
50万×12か月+50万×2か月×2回=800万(年収)と考えているのかなと思います。

今、平均年収がいくらと言われているかご存知ですか?

僕が以前に見た資料だと400万強と言ったところでした。
今は収入にも二極化が進んでいると言われますから、
実際には1000万プレイヤーと100万未満みたいな分類になるのではないでしょうか。
(それは極端すぎですかねw)

そんな時代に薬剤師の資格を持っているというだけで、月収50万円、年収800万円を希望しているのだとしたら、条件に合う求人がなかなかなくても仕方ないのかなと思います。

今は物が売れない時代

この世代間のギャップとして、僕らに直接的に関わってくるのが「物が売れない時代」という言葉です。

「そんな事言っても売れている物は売れている」

その通りだと思います。
ただし、その言葉の裏にある「売れていない物は売れていない」という状況を忘れてはいけませんね。

戦後の高度経済成長期の頃は、飲食店を出店したらしただけ売れる時代だったそうです。
というのも、「物がない時代」だったからなんですね。

マーケットは需要が作り出す

これは人間がビジネスをしていく上で当然のルールなわけですが、
需要が無ければ物は売れません。

誰も、自分に全く必要がない事にお金を使いたくはないからです。

その需要を自ら作り出すのでも、元々ある需要にサービスをあわせていくのでも、どちらにせよ「需要」があるから物が売れるんです。

今は「物が溢れている時代」とも言われます。
それを理解していない層と理解している層とでは考え方にギャップがありますね。

理解していない人は、自分にできそうな物を作って売ろうと考えます。
逆に理解している人は、需要を作ろうと考えるか、需要にあったサービスを作って売ろうと考えます。

アップルのiPhoneをはじめとするスマートフォンは見事に需要を作りましたね。
アップルウォッチなどのスマートウォッチも新たな需要と成り得るでしょうか。

「私たちが需要をつくり出したのである。そこに需要があるからつくるのではない」

本田宗一郎語録より

おわりに

とは言っても、僕たちのような「小さな飲食店」には新しい大きな需要を作る事は難しいです。

なぜなら、新たな需要を浸透させるには膨大な資金や期間が必要だからです。

だとしたら、今ある需要に合わせたサービスを展開していくしかないですね。
その中で、新たな需要を探りつつ、顧客教育に力を入れていくのがベストだと思います。

あなたの出店する地域で、あなたのお店に来るお客さんが求めている「需要」はいったい何でしょうか。
なぜあなたのお店に来てくれるのか、なぜあなたのお店でなくてはならなかったのか。
なぜあなたのお店にお金を落としてくれるのか。

それこそがあなたの店の需要ですよね。
需要があるから物が売れる。

世の中の需要が自店の需要にマッチすれば、やるべき仕事が見えてくると思います。

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