異業種からの参入で小さな飲食店をやってるけど何か質問ある?小さな飲食店主の経営幼稚園

これから飲食店を始めたい方や既に小さい飲食店のオーナーをされてる方に役立つかもしれない情報を書いていきます。

電気事業者を名乗るウザい電話営業(変圧器設置)の本当のところ

 - 飲食店経営のヒント , , , , ,

      2017/01/24

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飲食店を経営していて、SEO業者と争うぐらいに多い営業電話が、

「電気代を下げる提案なんですが」

で始まるクッソ怪しい電話
あれってどうなの?と思いますよね。

大体は

「LEDに替えませんか~?」
「国から補助金が出るんですよ~」
「動力を有効につかいませんか~」

みたいな切り口のが多いですが、

「こちら東京電力ですけど~」

ってやつは要注意ですw

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あれってどうなの?やっていいの?

これ系の電話、すごく多いですよね。
で、たまに話を聞いちゃうと、どうやら合法に電気代が下がるらしい事を言ってきます。

毎月の電気代が下がるんなら、まぁ悪い事はないのかなぁ・・・と思うんですが、正直グレーなんですよね。
※2017年1月に関西の企業が摘発されました。グレーではなくて黒ですね。

実際試したお店さんの話が聞けたので紹介します。

某レストランの場合

200W(動力・低圧電力)の方に、100W(電灯)の電気をいくらか分けることで電気代削減
それにダウンライトをLEDにする事でさらに電気代削減。

というプラン。

知らない方の為に補足すると、200Wの契約は100Wに比べて基本使用料が高い。
その代わり、使用した分への従量課金は100Wの方が高いんです。

飲食店はエアコンや調理機器で200Wが必要になりますから、
基本的に両方契約しています。

だったら、基本使用料が高い方にまとめちゃえばいいじゃん!みたいな理屈です。

結論から言うと、電気代は下がったそうです

月額で5,000円程度。
たかが5,000円ですが、されど5,000円。うーん。

その代わり、工事費等々のローンを組まされ、その支払いが月額5,000円程度(×7年)かかっているそうです。

理論上、7年以上営業を続けるのであれば、8年目からは月当たりの電気代が5,000円安くなる計算ですね。
それまでの7年間は、トントン。5,000円ぐらい安くなってるけど、5,000円ぐらい支払も増えている。

どうですか?
ちょっと冷静に考えると危険じゃないですか、これ。

ちょっと考えてわかる「電気代が下がる」の危険性

7年以内に店を畳んだ場合

あまり考えたくはないですが、7年以内に店を畳むことがあったらどうでしょう。

飲食店なんて、かなり不安定だと思うんです。
原材料の高騰や増税なんかに簡単に左右されますよね。

そんな状態で店を畳む事になったら、5,000円安くなる恩恵はなくなるのに、
5,000円の支払だけは残るわけです。

これは単純に損だとわかると思います。

電気会社が自由化した場合

今年だったか来年だったか、電気会社を自由に選べるようになるという話があります。
今まで関東は東京電力の独壇場だったわけですから、電気代は電気会社の言いなりだったわけです。

でももし、今後自由化が始まった時には、きっとサービスの競争が始まるはずですよね。

その時には5,000円の恩恵がどれぐらいになっているでしょうか。
そもそも電気代が安くなってしまうのなら、月当たりに5,000円のローンを組んでしまう事は損と言えます。

また、設置した機械が新しい電気会社のサービスにマッチするのかどうかも素人の僕らにはわかりません。

時代が変わった場合

今の時代、電気に変わるエネルギーが登場しないとも言い切れません。

つまり、あたらしいエネルギーが生まれてしまえば、5,000円の恩恵なんて無い物に等しくなってしまうわけです。(なのにローンだけ残ります)

電気会社の契約が変わった場合

そもそも200Wの契約が基本使用料が高く、従量課金部分が安いところに目をつけた手法であるため、
その仕組みに変更があれば意味をなさなくなります。

・・なのにローンだけ残ります。

東京電力はOKとは言ってない

これが本当にグレーな部分でもあるんですが、東京電力側が認めていない工事なわけです。

いつどこで契約違反を訴えられるかわかったもんじゃありません。

じゃ、やらない方がいいんだよね?

じゃあやらない方がいいのかと言われれば、それもまた「うーん」と言ったところで。

前述のレストランのオーナーは、「安くなった、やって良かった」と言っていたのも事実。
(・・ただしその2年後には店をたたんでましたが・・)

なので、安くなって恩恵を受ける人がいるのも確かなのかもしれないし、
あとは自己判断で、といったところです。

ただ、実際の電気使用量と金額を比べたわけでもないから、そのレストランでも
「前年度比5,000円ぐらい安かった」という判断しか出来ませんでした。

もし「去年はガンガンエアコンをかけていたけど、今年は比較的涼しかったからあまり使わなかった」とかだったら、そりゃ安くなるでしょって話ですし。

そもそもLEDに変更している部分があるんだから電気代が下がるのは当たり前だし。
去年から今年にかけて使わなくなった電化製品はないか!?と言われたらそんなこともないんだろうし。

なんとも見えない部分なのでグレーだなとしか言えません。

個人的には反対。絶対やるな。

と、ここまで書いて置きながらなんですが、やっぱり僕は反対

将来の事はわからないわけだし、
目先の5,000円を引く事の為に、数年後まで5,000円の借金を背負うのはちょっと嫌だなと。

だったら、5,000円電気代が安くならなくてもいいぐらい売上を上げる方が先決かなーと思います。

やっぱり飲食店って、時代を見ながら変化していかなきゃならないのに、数年後まで縛られてしまうのはちょっと変ですよ。

そもそもビジネスの仕組みって「Win-Win-Win」が基本なんですよ。
サービスを提供する人と、サービスを受けて新たなサービスを提供する人と、受け取る人の全員が嬉しいことが前提。

農家さんもお客さんも嬉しいから、あなたのお店も繁盛する、みたいな話。

今回の件は提供する側の電力会社が置いてけぼりになっていて、
結局のところ電話をかけてきた怪しい業者だけが儲かる仕組みです。
(僕らの店は7年後から儲かる予定ですが。)

ただ、そこはお店さんによっての方針もあるだろうし、
経費が安くなるに越したことはないわけだから、自由ですけどね。

上記のようなリスクを考慮してでも当月の電気代を少しでも安くしたいのなら、止めませんw

冒頭に書いた「東京電力ですけど~」の断り方

さて、最後に、冒頭に書いた「東京電力ですけど~」で始まる電話をしてくるやつ。
あれはもう会社名を騙ってる時点で論外です。詐欺する気満々です。

「えっと、東京電力さんですか?」
とか
「東京電力の誰さん?」

とか確認してみてください。

ガチャ切りしますからw

これって電気会社だけじゃなくて、「NTTグループの~」とかもそうなんですが、
「大きい会社の名前を出せば信用するだろう」っていう心理的な部分をついてきているわけなので、

「折り返しますので電話番号お願いできますかー」

とかで対応するのがいいかもしれません。
騙されないように気を付けてくださいね。

【関連】めちゃくちゃウザいSEOの営業電話|飲食店のホームページにSEOって必要?

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